カラスの気持ち

畑にカラスを吊るすと、他のカラスは恐れをなして畑に寄りつかない。

嘘か真か、はたまた先人の知恵か。

ホームセンターでも本物そっくりのカラスが売られているのを見かけます。

対馬では本物のカラスの死体が吊るされていることも珍しくありません。

真心込めて作った作物をカラスに荒らされたくない。

その気持ち、少しはわかりますが…。

 

8月某日、飛べないカラスがいるとの連絡を受けました。

 

 

 

 

 

 

嫌われ者の代表のようなカラス。

でも、よく見ると可愛い瞳をしています。

 

 

 

 

カラスの脚、横にあるのは脚と翼を縛っていた紐です。

頑丈に方結びで縛ってありました

 

 

 

 

 紐で縛られていた為、血行障害を起こし、冷たくなっています。衰弱も著しく、長期間畑で吊るされていたのでしょうか…。

 

血行障害の改善を期待しましたが、翌日にはさらに状態が悪化し、悪臭が漂うようになってしまいました。片足では野生で生きて行くことも、終生飼育をすることも困難なため、安楽死の処置を行うことにしました。

 

生きたまま紐で縛られ、吊るされたカラス。

必死にもがいて逃げてきたカラス。

自分がもし同じ目に遭ったらと思うと…。

 

野生動物を捕獲する、飼う、殺すことは法律で禁じられています。

でも、法律のあるなしではない、人としての何か…。

 

 

最後の最後、カラスを助けたいと思う人に出会えたことが、唯一の救いだったように思います。